2006年 02月 07日
蒸かし掘りは力がいります。
お米を蒸す作業はほぼ毎日行われます。多い時だと1トン以上の量になります。蒸す方法は大きい和釜の上に、これまた大きい蒸篭(せいろ)を載せ、蒸気により蒸します。一般的に良い蒸し米は外硬内軟(がいこうないなん)といわれる、中は軟らかくて外は硬いお米とされていますが、触ってみて手触りがよく、しかも弾力性のあるお米が理想です。この状態の蒸し米をつくるためには蒸気の量や温度、時間などを工夫しなくてはなりません。また、うまく蒸しあがった米はスコップを使って人の手で掘られますが、これを『蒸かし掘り』といい、なかなか体力、筋力がいる作業です。慣れてくるとコツがつかめて無駄な筋力も使わなくてすむようになってきますが、初めのうちは誰でも苦労します。
by f_otokoyama
| 2006-02-07 09:14
| 日本酒造り