2005年 11月 16日
今日は初留(はつどめ)
お酒を造る時、米と水を原料にして、微生物の働きでアルコール発酵をさせますが、一度に全量の米と水を一緒にしてしまっては微生物の働きが悪くお酒にはなりません。ですから通常3段階に分けて段階的に米と水を増やしていきます。これを3段仕込みといいます。1段階目は『添え』、2段階目は『仲』そして3段階目が『留』と言いますが、今日が初めての『留』でした。朝、蔵の中に祭ってある松尾様(お酒造りの神様)を皆で拝んでから作業を始めました。昔、微生物も知らなかった時代に3段階に分けて仕込みを行うことを発見したのか非常に不思議ですが、日本酒造りにはそうした不思議なところがいっぱいあります。
by f_otokoyama
| 2005-11-16 18:12
| 日本酒造り